ちょうど我らが鑑真号が停泊しているのが見えた。5年前は横浜から3泊4日かけてこの船で来たのだった。5年の間に船は新造され、横浜にも寄らなくなったけど、思いでの航路であることには変わりはない。真っ白い船体がセピア色の上海の街に映える。
黄浦江沿いは改修されてプロムナードになっている。昼夜問わずにカップルのデートスポットであり、おのぼりさんの観光スポットでもある。写真はその黄浦江から見た外灘(バンド)。あまりにも有名な上海の顔だ。
豫園商場は日本で言えば浅草の仲店をもっと大規模にしたようなもの。キッチュな中国グッズを手に入れようと思えばここだ。キッチュかどうかは別として、我々は「自転車運転用雨ガッパ」を購入。簡単に言えば前が長くて、ハンドルまですっぽり覆えるポンチョなのだが、これがなかなか実用的。自転車に乗る機会の多いつくば在住者は「買い」の一品だ。さすがは自転車の国、中国といったところ。
豫園商場内にあるファーストフードで昼食をとる。小籠包(シャオロンパオ)にデカいギョウザ。前に食べ損ねていただけに感激ひとしお。
ここの本当の目的地は豫園商場ではなくてその真ん中にある庭園「豫園」なのだ。ふたりとも前回入っていなかったので今回こそはと中に入ってみる。
豫園の中は豫園商場の喧噪とうってかわって、とても落ち着きのあるイイ感じ。作りも凝ってるし何よりしつこい物売りがいない。すっかりリフレッシュして都会のオアシスを堪能する。さて、人民のまっただ中に帰るとしますか!
42番のバスに乗り、次にやってきたのは上海の原宿、「淮海路(ファイハイルー)」。ここはおのぼりさんのメッカ、上海の銀座「南京東路(ナンジントンルー)」に対して、地元のおしゃれな若者たちのためのブティックやデパートが並ぶのでそういう表現になる。租界時代はフランス租界だったため、街路樹がとてもきれい。これだけでも歩道が狭くて歩きにくい他の地区とは違った雰囲気をかもし出している。
パークソンというデパートの前にあった タイトー のバーチャルマシン。スターツアーズの小型版と言ったところ。小さいだけにぶんぶん振り回されるのでかなりおもしろい。ジェットコースター苦手男の私も楽しめた。20元の価値あり。 こんなオブジェもあったりする。ちょっと前には考えられなかったことだ。 ロストワールドもリアルタイム上映中。これまた昔は考えられたかったことで、映画と言えば「毛沢東的故事」とかだったのだが、聞くところによると95年に政府が政策転換し、アメリカ映画も上映されるようになったとか。おもしろいのはカップル用の二人席というのが存在すること。日本でもやればいいのに。それにしても「失落」と来ると「園」とつなげたくなるなあ。意味はわかるんだけどさぁ。
マクドナルド の「M」のマークが壊れているのではありません。Nancy’s(ナンシーズ・南希)というファーストフードの「N」のマークなのだ!! この辺が中国。笑わせてくれます。
5年の間に都市高速も整備された。そこは土地所有権のない共産主義国の強み。「やる」といったら速いです。都市高速は片側3車線で料金所なしのため渋滞知らず。駅前から空港までタクシーで15分で着いてしまう。東京!どう考えても負けてるぞ!
大都市の象徴、地下鉄も開通。開通してまだ間もないのでとても清潔。速いしバスほど混んでないし移動手段としてはかなり快適。しかも市内の観光スポットをだいたい網羅しているので観光客にとっても利用価値は大きい。
一応英語でも駅名のアナウンスは入るのだが、最後にオマケのように言われるので聞き取れない(涙)。それにしても「人民広場站(レンミンゴワンヂャンヂャン)」を「People's Square」と言われると別のものみたいで余計わからん …。
一度ホテルに戻り、地下鉄に乗って再び街へ繰り出す。北京ダックを求めて今度は南京東路(ナンジントンルー)だ。5年ぶりの南京東路はネオンが増えてまるで香港のようだ。店も10時など結構閉店の遅いところが多い。
南京東路を抜けると、外灘(バンド)に突き当たる。夜の黄浦公園は昼間にもましてカップルがうじゃうじゃ。ま、こっちもカップルだからいいんだけど、一人だと寂しいものがある。租界時代の西洋建築群のライトアップもセンスが抜群にあがった。これならデートスポットになっても仕方がない。
64番のバスでホテルにもどる。次の日のためにやっぱりジャスコで水を買い、就寝。