歩いて行くにはちょっと離れているのでオートリクシャーに乗ることにする。初めてのオートリクシャーとの交渉だ。ぼられている可能性もあるので、ちょっと高いと思ったら「じゃぁ乗らない」とでも言わんばかりにすげなく断り、次のリキシャーに聞いてみる。ほぉら見ろ、10ルピー(以下ルピーはRsと標記。)も安いじゃないか。これを2〜3台繰り返すと相場がわかってくる。声をかけてくるおやじは土産物屋に連れて行かれそうなので、暇そうに新聞でも読んでる人のよさそうなおやじが相場で行ってくれればしめたものだ。
しかし、ぼっても10Rs程度でかわいいもんだ。中国なら倍はぼるぞ。インド、おそるるに足らず!
インド門は第一次世界大戦の戦没者の慰霊碑だそうだ。猿岩石が街頭芸をしたところでもあるぞ。大きさはパリの凱旋門とさほど変わらないように思える。次は北朝鮮の平壌にある凱旋門かなぁ…。
インド門脇の噴水と池はすっかり子供たちのプールになっている。
手前の子のパンツがずり落ちているのが気になる。どうでもいいが、水しぶきが緑色なんですけど…。
水やコーラはどこでも手に入る。我々は手に持っているYesというブランドが気に入ってよく飲んでいた。1リットル入りで12Rs(=約42円)也。
おじさんは栓抜きで瓶をカラカラ鳴らしてジュースを売っていることをアピール。
↓音を聞いてみよう!
インド門からさらにオートリクシャーで南東に向かうとフマユーン廟につく。 タージマハルのお手本になったムガル帝国の廟建築第一号らしい。なるほど、ちょっと寸詰まりだが作りは写真で見たタージマハルとそっくり。几帳面なまでに左右対称だ。
珍しい鳥の鳴き声が聞こえる。手に触れそうなところでリスがたわむれている。都会のまん中とは思えない静けさだ。休んでいるとどこからともなくお祈りの声が聞こえてきた…。
インド門から更に南へ向かうと新しいショッピングセンターや外国ブランドの並ぶ新市街が現れる。インド生活の最先端を見ておく意味でも訪れてみたいとは思っていたが、ここは世界のマクド研究家としてはずせないインドオリジナルマックの発掘のためにも行っておかねばならぬ。かくして我々はまず新市街のひとつサウスエクステンション地区に降り立った。
サウスエクステンション地区でようやくデパートらしきショッピングモールに出会うことができた。露店や個人商店が多いインドでこうしたこざっぱりとした店は特異な存在だ。この地区にはベネトンやリーボックなど外国メーカーを取り扱う店も多い。 1階が本屋、2階がソフト屋という店に入ってみた。そこには早くもWindows98が。この時点(98年7月12日)でまだ日本語版は発売されていない。インドは英語圏なので自国語版を待たずとも英語版をそのまま売れるのだ。なんだ、日本より進んでいるじゃないか!
サウスエクステンション地区でマクドナルドを探すも発見できず。若そうなオートリキシャーの兄ちゃんをつかまえて片っ端からマクドナルドを知らないかと聞いてみる。4、5人聞いてようやく知っているという兄ちゃんに巡り会えた。 果たしてサウスエクステンション地区から10分ほど西へ行ったグリーンパーク地区にマクドはあった。おお!なんだか見慣れたMマーク!
入り口にメニューの写真が。
マハラジャマック
あった、あった、ありました。噂のマハラジャマック!牛を食べない国だけにマハラジャマックは100%ピュアマトンだ。
右がマハラジャマック。肉が少し白っぽい。味は確かにマトンだ。 左はベジタリアンマックバーガー。ハンバーガーというより野菜コロッケのような感じ。
他にもベジタリアンマックナゲットなるものもある。オリジナルメニューの宝庫だ!と感激すると同時にマクドのインド進出プロジェクトの方々の苦労に感涙(涙)。
グリーンパークのマクドで遅い昼食をすませる。まだもう少し時間がある。ヒンドゥのお寺も見ておこうと次の目的地をコンノートプレイス近くのラクシュミーナーラーヤン寺院に定めてリキシャーの交渉に入る。しかし、聞く人聞く人ラクシュミーナーラーヤン寺院を知らない。通りの名前を出してようやくわかってもらえた。
ラクシュミーナーラーヤン寺院はヒンドゥ教のお寺だ。 まるまるタマネギのイスラム寺院と違ってのーん!と生えている塔がこの寺院の特徴だ。中は撮影禁止なので外からしか様子を紹介できないのが残念。
入り口ではやはり靴を預けさせられる。面倒くさいけどこういう習慣ってよいと思うなぁ。小さいころから親と来て靴を預けていれば子供にも「ああ、ここは汚しちゃいけないところなんだ」と自然と畏怖の念が身に付くし。別に特定の宗教を信仰している訳ではないけれど、こういう宗教施設って自分の身の程を知る上で大事だなぁと思う。「何か」に生かされていることを実感できていればキレて人刺したりできないと思うのだが。今の日本にはそういう「畏怖の念を抱くべきもの」が足りない気がする。それが神様じゃなくてもいいんだけどさ。
インドにも体重計屋があった。 さっそく計ってみる。なんだか世界中で体重を計っているような気がする(^^;)
ボクが乗ると重かったのかキンキロピロリンと派手な音楽が鳴ってしまい、ちょっち恥ずかしかった。最後に下の受け口から体重をスタンプしたカードが出てくる。裏に現地のスター(?)の絵が描いてあるのだが、体重のランクによって絵柄が違うようだ。
ニューデリーのビジネス街、コンノートプレイスまで戻ってきた。しかし、日曜のため軒並み店が閉まっている。残念!
デリーにはピザハットだってあるぞ!
サーティーワンアイスクリームだって…と思ったらトウェンティワンだった。 しかも結構流行っている。いいぞインド!面白いからもっとやれ!(不謹慎(^^;))
コンノートプレイスから歩いてホテルに戻り、預けてあった荷物を出して、待ち合わせの時間を待つ。今夜、夜行でヴァラナシへ発つのだ。
21アイスクリーム
ホテルのロビーで少し仮眠を取る。旅行社の方はさすがに日本人相手に旅行者を受け入れているだけあって時間に正確だ。タクシーで駅へ。赤い服を来たポーターのおじさんたちが寄ってくるが、バックパックだけなので自分で背負う。
寝台に乗り込み、動き出すのを待つが、待てど暮らせど出発しない。ふと見ると車内が慌ただしい。車掌や乗客が一様にベッドの下や積んである毛布の隙間などを見て回っている。なんとなくピーンと来るものがあったが、聞いてみるとやっぱり。この特急列車名でイスラム過激派から爆破予告が入ったのだとか。
おいおい、やめてくれ(^^;)。
こうした爆破予告はたいていハッタリらしいのだが、念のため不審物がないかチェックしているのだという。
3〜4度念入りな車輌チェックだ行われたが、1時間後異常のないことが確認され、我らがマガドゥエキスプレスは一路ヴァラナシへ向かって走り始めた。
列車では夕食のオーダーを取りに来る。選択は「ベジタリアン」と「ノン・ベジタリアン」の2種類だけ。 写真はノンベジのチキンカレー。グリーンピース入りのご飯とチャパティ、ヨーグルト、それと水がついてくる。
ちょっと辛いけどうまい!ご飯はもちろん細長いインディカ米だ。
緊急時には右の取っ手を引っ張ると列車を止めることができる。 むやみに引っ張ると1000Rs.の罰金と1年以下の禁固刑らしい。
ひっぱるまい…(汗)。
ここで緊急事態発生。持参したAFカメラが故障してしまったのだ!
どうもレンズカバーのあたりのギアが噛んでいないようだ。モーターが空回りするばかりでまったく写真を撮れる状態でなくなってしまった。ラクシュミーナーラーヤン寺院で大理石の上に落っことしたのがいけなかったか…。とにかくフィルムは大量にあるのに資料写真が撮れない。
しばし呆然とする。大都会デリーならまだしも次は聖地とは言え地方都市ヴァラナシじゃないか!この旅最後の写真は列車のトイレになってしまうのか!?それはそれでショックだぞ!