サルナートはヴァラナシの街から9km北に行ったところにある。入場料を払って公園の中に入ると静けさに身の引き締まる思いがする。ヴァラナシの街でのバトルでささくれだった心が洗われて行くようだ。風邪をおしても来て良かった。
右の写真・奥に見えるのはダメークストゥーパ。手前は古い僧院の跡。 瞑想にふけるにはもってこいの舞台装置だ。
翌日。ガンガーでの沐浴シーンを見るため、朝5時に起きてダシャシュワメードガート(沐浴場)へ向かう。昼間リキシャーでごったがえしている大通りも信じられないくらい人通りが少ない。にもかかわらず、ガンガー沿いにはすでに多くの人々が聖なる河につかる時を待っていた。
ダシャシュワメードガート 沐浴する人々
ボートは、中央に位置するダシャシュワメードガート(沐浴場)から上流の元マハラジャの屋敷という建物へ向かい、今度は下流のマニカルニカーガート(火葬場)へ下る。人の波にもまれながらぶらついた複雑な路地の連なる街並みも沖から客観視するとなんだか単純な構造に見えてくる。 晴れていれば人々は朝日に向かって手を合わせ、沐浴する格好になる。残念ながらこの日は薄曇りだった。しかしそんなことは気にも留めず多くの人々が頭まで水に浸かっては手を合わせている。正直きれいだとはいいがたいこのガンガーの水も信心の前には至高の聖なる水なのだ。人々の信仰のまなざしは凛々しく、すがすがしい。困ったときしか神社に参らない自分たちが観光気分で沖から眺めているのがなんだか申し訳なくなってくる。
街角のチャイ屋
(右)素焼きのカップはもうヴァラナシ周辺でしか見られないそうだ。飲んだらその辺にポイ。そのうち土に帰る。うーん、なんてリサイクル。
※チャイ=インドの紅茶。ロイヤルミルクティのように牛乳に直接茶葉を入れて煮だして作る。こしたあと、マサラの粉(ジンジャーやシナモンなど)をちょっと振って飲む。砂糖たっぷりだが街歩きに疲れた体にはこれくらいがありがたい。安くてうまい。1杯1.5Rs。
街角のレストランでスペシャルターリー(定食)を頼んでみた。 カレー3品とご飯。この後に焼きたてチャパティがやってくる。ゴドウリヤーの交差点にほど近い、ここAce Restaurantのおじさんは「フレッシュ」にこだわっているようで、すべて注文を受けてから作る。やたらと時間がかかるがそれだけのことはあった。ナスのカレーが絶品。(ただし、ちょっと食器が汚れているのでウェットティッシュを持参するといい。)