ファテープルスィークリー
遺跡内のモスク
例によって門のところで靴を脱がされる。今回は用心のためビニールに突っ込んで自分らで持ち歩くことに。
こんな日差しの強い日でも白い大理石で造られた建物の上だけは裸足で歩いても熱くない。ダテではないのだ。
裏口から外に出てみた。どこまでも牧歌的な風景が続く。これがインドの田舎の風景なのだろう。風に吹かれてしばしたたずむ。来てよかった。
丘を下ってバスステーションのあるファテープルスィークリーの街へ戻る。門の中は市場のようだ。
さて、明日はアグラからデリーの空港へ移動するだけになるので、今回のインド旅行もいよいよ終盤にさしかかってきた。ファテープルスィークリーから昼過ぎに戻り、タージマハルと並んでアグラのもう一つの見どころアグラ城へやってきた。
インドのお城は「壮麗」と呼ぶにふさわしい。細部にも凝っている。 出窓に野ざるがいた。
だめ押しで最後にもう一度タージマハルへ。 街でよく見かけたインド映画の看板のマネで記念撮影。 金曜日は無料開放日なのですごい人だった。
さて、今回幸いにして土日と併せて10日の休みを取れたので、ずっと気になっていたインドに行くことができた。
10日。サラリーマンには長い休みだが、インドを旅するにははっきりいって短い。ジャイプルにもウダイプルにもアジャンタにもエローラにもカジュラホにもカルカッタにも行っていない。行きたいところを挙げ出すとレーにもダラムシャーラーにもジャイサルメールにもムンバイにもコーチンにも…と、きりがない。
「汚いし、だまされたりボラれたりするんでしょ?」ともよく言われた。
言ってしまえば確かにその通りなのだ(^^;)。しかし、インドはそれを押しても見に行くだけの価値のある見どころにあふれている。今回、比較的行きやすく日本人もよく訪れるところばかり回ってもそう思えるのだから、きっとバスやジープを乗り継いでしか行けないようなところにある遺跡ならきっとたどり着いた時の感慨や感動もひとしおなはずなのだ。いやむしろ、「汚いし、だまされたりボラれたりする」からこそ苦労してたどり着いた時の感動が大きいのかもしれない。
旅人は「インド派」と「中国派」に分かれるという。一般に、どちらかの好きな人はどちらかが苦手であることが多いらしい。最初の旅の時からしみついた旅の感覚というものから言えばおそらく私自身は中国派なのだろう。しかし今回のインド旅行でインドが嫌いになったかというと、むしろまた行きたい。インドは面白すぎる。「インドどうだった?」と聞かれたら私はこう答えることにしている。
「うーん、サイテーにしてサイコーの国だね!」
インドとインドを旅する旅人に幸福あれ。