世界のトイレ情報

■ フィリピンの概要
現地の言葉 タガログ語(フィリピノ語) 
現地表記 ナサアン アング クベタ?
発音(読み方) 「ナサアン アング クベタ?」 
言語の解説 「ナサアン」が「どこ」、「クベタ」がトイレを表します、また「Nasaan ba C.R.?」という表現もあるそうです。「C.R.」は「Comfort Room」の略です。

タガログ語について大阪外語大学の由岐中さんがたいへん詳しく教えて下さいました。ありがとうございます。以下にやりとりしたメールの内容を抜粋します。

ang=主語にあたる単語の前につける前置詞。これによって主語を識別できる。

《小屋の質問》「ang」はただ単に主語であるということを強調したい時に使用するのであって必ずしもつける、という訳でもないのでしょうか。つまり、 Nasaan ba ang kubeta ? という言い方はするのでしょうか?これは日本語の指定の副助詞「〜は」とおなじような感覚なのかしら。
《由岐中さんの回答》angについて:kubetaはC.Rと違って昔からあるフィリピノ語の普通名詞ですよね、人名にtheをつけないように、C.Rには必要なangはkubetaには必要ないのです。

ba=日本語でいうと、 「ですか?」の「か」にあたる。baがはいっていることによって、疑問文であると分かる。

《小屋の質問》上の例では「ba」は入っていません。「ba」は例えば「今日○ ○へ行くかい?」が「今日○○へ行く?」と、語尾を上げることで疑問を表し「かい」が省略できるのと同様に省略が可能なのでしょうか?
《由岐中さんの回答》baについて:Nasaanは英語で言うWhereですから、それだけで疑問文と分かります。つまり、むりにbaをつける必要はありません。  
トイレ事情概況 どういう訳か腰掛け式トイレに便座がない場合があるので、できればホテルで済ませて行くのが無難でしょう。 

大便器事情 / 小便器事情


■大便器事情
管理番号:PH100001 撮影年: 1997年 撮影地: パナイ島
(PT&T KALIBO中継所)
PH100001
形状: しゃがみこみ式
後処理の方法: 水洗い式
見かけ上の消却方法: 水洗式
便座の向き:
扉の個室隠蔽率: 100%
仕切の個室隠蔽率: 100%
   
投稿者コメント:
 このトイレは山の上の中継所の物です。マニラから飛行機で約1時間。そこから車で1時間30分。さらに山登り2時間の場所にあります。古典的なフィリピンのトイレと言ってよいでしょう。特徴は便座の無い便器。横におかれた樽です。この樽に水を汲んでおき、ナニを流すのです。お尻もこの水で綺麗にします。このトイレは扉の個室隠蔽率100%ですが、ビルの中のトイレとかは80%の物が多いです。フィリピンはアメリカの植民地時代の影響が強いですからね。(投稿:採れ野さん)
管理者コメント:
 フィリピンの島嶼部のさらに山の上の中継所にあるトイレというたいへんレアな物件です。採れ野さんしか撮影できないのではないでしょうか。仕事とはいえお疲れさまです。さて、このトイレですが便座がありません。採れ野さんはしゃがみこみ式で使用したそうですが、やはりそれしかないのでしょうか。樽に水がが用意してある水洗い式。ほとんど風呂場で体を洗う感覚ですね。また、街中のトイレは扉の個室隠蔽率が80%とのこと。足下が見えてしまうのですね。抵抗がある方はホテルで済ませていくのが賢明でしょう。


管理番号:PH100002 撮影年: (不明) 撮影地: マラッカ・Taman Asean
(フィリピンのスペイン人の子孫の屋敷のトイレ(展示用) )
PH100002
形状: 腰掛け式
後処理の方法: その他
(不明)
見かけ上の消却方法: 落下式
便座の向き: 手前
扉の個室隠蔽率: 0%
仕切の個室隠蔽率: 0%
   
投稿者コメント:
 部屋のはしっこに置かれている。最初は椅子かと思った。詳しい使用方法や処理方法は不明。この写真はマレーシアはマラッカの "Taman Asean”で撮影。(投稿:Yusukeさん)
管理者コメント:
 展示用とのことですので、参考資料です。私はこれを見て、拘置所や刑務所のトイレを思い出しました。房の片隅に置いてあり、フタを閉じて食卓のイスとしても用いるという代物です。「臭い飯を喰う」とはもともとそういう環境で刑期を過ごすという意味らしいですが、そんなことを連想させます。もっともベルサイユ宮殿にもトイレはなかったそうですし、西洋人の昔のトイレ感って意外と部屋の片隅に置く感じだったのでしょうか。




■小便器事情
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