次に、標準栄養成分表を見てみます。うどんはビミョーに違いました。この違いは何の違いなのでしょう??そばはまったく同じです。
残念ながらそばはまたしてもまったく同じでした。
フタの周囲に<お願い>として、クレーム等の問い合わせ先が載っていました。「製品についてのお問合せは、外装フィルムとフタをそえて現品を○○のお客様相談室までお送り下さい」とあります。この○○の部分が違います。関西バージョンへの問合せを東京にしてもダメということですね。
では実際に作ってみましょう。 うどんは顕著です。この写真では光の加減のようにも見えますが、実際のところスープの色がまったく違いました。関西のものは麺が比較的透けて見えるのに対して関東のものは底の方の麺は見えません。 そばはこれといって違いがみとめられません。
結果としては、関西バージョンは「だし」の味が強く、関東バージョンは「醤油」の味が濃いという誰もが考えるであろう結果でした。また、具体的には関西バージョンには「椎茸味」が、関東バージョンには「コンソメ味」が添加されていたという結果もでました。とは言ってもこの違いは、西日本で育って関東に出てきた我々ですら食べ比べてみるまでわからない程度のものなのです。しかし、ここで私たちはもう少し想像力を働かせる必要があります。つまり、より売れるようにとこのわずかな違いにこだわって東西の嗜好の違いを研究し、商品に反映させているカップ麺業界の方々がいたということをです。彼らの努力にはひたすら頭が下がります。極端な話、中国で売っている日本企業のカップ麺は日本のものとまったく味が違うのです。これもひとえに現地の嗜好を研究して反映させた結果に違いありません。いうなれば、今回の比較の成果はむしろこうした業界の方々の努力の一片に触れることができたということでしょうか。彼らの汗と涙に惜しみない拍手を送ります。いやはや、プロの仕事はすばらしい。