世界のトイレ情報

 

■幻の女性用小便器

変な話、日本人である我々はどうしても「立ち小便というのは男性の専売特許」…という気がしますが、どうも女性でも中腰のような格好での小用が可能なようです。
 パキスタンでは男女の小用スタイルが逆転しているという話を聞いたことがあります。ところが、日本でもつい最近まで女性の立ち小便はそう珍しい話ではなかったようです。場所の特定は避けますが、小屋自身、農作業中の年輩の女性の立ち姿による小用を目撃し目のやり場に困ったことがあります。ところが、青空トイレでの話ならいざ知らず、この小用スタイルに対応した小便器が存在したのです。その名も「サニスタンド」。
 「サニスタンド」は女性の小用の所要時間が短縮できる、狭いスペースにたくさんの便器を設置できることなどをうたい文句にアメリカで考え出されたそうです。日本でも1951年から1971年にかけてTOTOが製造していました。
 上のような利点のほか、ストッキングがのびない、便座に触れずにすむので清潔、などの利点がありましたが結局公共の場所での利用には抵抗が強かったのか、定着しなかったようです。

サニスタンドとその使い方

  1. (トイレの)戸を閉めたらその位置にサニスタンドをうしろにして立ち
  2. 下着をさげ
  3. すこしまたぎめにして用を足し
  4. 使用後はハンドルを動かし汚水を流す。

(「東陶通信」より)

 なかには省スペースをねらって間仕切りのないサニスタンドの並んだ公衆便所もあったとか。たしかにこれなら駅や劇場のトイレでよくみる女性用トイレの長い列の解消になるかもしれませんが…現代の女性のみなさんはこのトイレ、いかがなものでしょうか?

情報提供:とうもろこしめいちゃんさま
参考文献:「ダカーポ」(380号・平成9年9月3日発行)

※なお、この図の掲載に関しては東陶機器株式会社TOTOホームページ事務局より正式に許諾をいただきました。ご快諾ありがとうございます。従ってこのページから他のページや出版物などへの無断転載を禁止いたします。ご協力お願いいたします。

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